｜家事楽なまどり

誰にでも苦手な家事分野があると思います。そんな家事ストレスや作業時間を少しでも減らして快適に生活していただくために、回遊動線やショートカット動線、収納計画の工夫、便利な住宅設備のご紹介など、さまざまなご提案を行っております。また、得意分野の家事、例えばお料理が大好きな方には、キッチンに立つのがワクワク楽しくなるような間取りやインテリアをご提案していきたいと考えています。

｜収納をデザインする

必要な場所に必要な量の収納があるのはとても大切なこと。ですが、「スペースがあればどこでも収納にすればいい」というのはちょっと違うかなと考えています。特にリビングやダイニングの収納計画は大切で、過不足ない収納量を確保した上で、お客様をお迎えする適度なオシャレ感もあって、ご家族がゆっくりくつろげる空間になっている必要もあるからです。

例えば、収納を重視するあまり、リビングの至る所に高さや幅もバラバラの収納扉やクロゼット折戸を取付けてしまうと、なんだか取って付けたような印象のお部屋になってしまいますね。また、ソファでくつろいでいる人の横をいつも誰かがパタパタ歩く、扉をバタンパタンと開閉していく。慌ただしくて落ち着かないのではないでしょうか。

くつろぐスベースの収納はできるだけ要所要所に集約して、スッキリ見えるよう建具の幅・高・色は揃えたほうがよいと考えています。また、小物収納に関しては造作家具をデザインしてオシャレな空間演出に一役買ってもらうのもお薦めです。収納をデザインすることでお部屋はいっそう素敵になると考えています。

｜外部空間を建物に取り込む工夫

これまでの家は室内と室外がはっきり分かれていることが多かったです。ですが、最近ではリビングに土間があって、植物が植えられたりしていて、内と外の境界があいまいな空間が人気です。室内の土間から庭側の土間・デッキ空間へと自然と目線が誘導されていき、お部屋が広く感じられるのも魅力です。また、外部からの視線を遮る目隠しウォールやルーバーを設置することで、人目を気にせずくつろげる空間にもできます。ベンチやＢＢＱキッチン等を造りつけるとさらに楽しめるシーンが増えていきますね。限られた敷地を最大限生かすためにも外部空間の有効活用をおすすめしています。

｜素材にこだわる

自然素材、アイアン、タイル、石材など、「無垢」の素材をおすすめしています。無垢材というのは木材に限らず、素材の中身が全て同じであるという意味です。経年変化で、割れ、ヒビ、傷がついても下地が露出しないので傷が目立ちにくいです。そして時とともに味わいが出てきます。逆に複合材の場合は、表面コーティングがめくれたり、はげたりすると、少々悲しいことになりますね。無垢材の良さは長持ちするという点にもあります。無垢の床材は表面を削れば、新品のような美しさを取り戻します。メンテナンスコストを削減できるというメリットもあるんです。

｜メンテナンスしやすいこと

楽家事の必須条件はメンテナンスのしやすさではないでしょうか。特に水回りはメンテナンスが面倒な場所です。住宅設備を選定する際にはお掃除しやすいシンプルなデザイン、耐水耐汚素材をお薦めしたいです。また、家の中に凸凹が少ないこともポイントです。衣類を脱着する洗面脱衣室やトイレは一番ホコリが溜りやすいので、ドアのデザインならフラットなもの、照明器具なら壁付ブラケットよりもダウンライトがお薦めかと思います。もちろん、せっかくのお家づくり、オシャレに見せたいところはオシャレに！メリハリが大切だと考えています。

そして、若いお客様にはなかなか想像しにくいと思うのですが、50代くらいで視力や体力がガクッと落ちてきます。ホコリが見え難くなり、お掃除も面倒になるってくる方も多くいらっしゃいます。（私がそうです）ですので、50歳以上のお客さまには特にメンテナンス重視のご提案をさせていただくようにしております。

おすすめ素材「タイル・石」

色柄が豊富でほぼメンテフリー。調湿消臭
機能付きのタイルはリビングにおすすめ。

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おすすめ素材「無垢の床材」

傷や汚れがついても表面を削れば新品同様に！
床の貼替え費用を抑えることができます。

おすすめ素材「羽目板と化粧梁」

調湿性のある木材は天井貼もおすすめ。
梁を見せるて空間に広がりを演出。

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「メンテナンスコスト」を
　　　　　　　　　ミニマムにする素材

心地よい空間づくりとメンテナンス費用や修繕サイクルを抑える工夫として
長持ちする素材「無垢材」をご提案しています。